こんにちは。開発グループです。
最近はいくつか新たなお引き合いも頂き、おかげさまで充実した日々を過ごしております。
そんな中、ため池に関わるプロジェクトで機器を設計するにあたって、専門的な見地から力をお借りしなければならない事案が浮上し、昨年から動いていました。
水に関する事を研究をしている大学が関西にないか調べていると、大阪公立大学の片山研究室で船体運動と流体力学について研究している事がわかったので、弊社から共同研究のご相談をしました。
大阪公立大学 片山研究室
工学研究科 片山研究室(船体運動&流体力学研究室)|大阪公立大学 (omu.ac.jp)
昨年から、話はある程度進んでいたのですが、先日ついに実験に立ち会える機会を頂きましたので視察してきました。
とにかく長いこのプールは、船舶の実験などをするときに、実際にボートを走行出来るように作られています。確か先生が70年以上前に作られた施設だと仰っていたかと思います。確かに歴史的建造物の中に入ったような、独特なオーラを感じました。
プールの左右にはレールが敷かれていて、船の模型を固定した車輪付きの台車を走行できるような仕組みでした。
プールの端には造波機があり、目的に合わせた強さや間隔の波を発生することが出来ます。
造波機の他には、送風機もあります。
これで、海や池のような波風を発生させることができます。
この送風機はマジで大きかったです。風も半端じゃなかったです。
送風機の外側も見せて頂きました。正直ジェットエンジンかと思いました。
今回は、これらの実験装置をつかって弊社の試作機が波風に耐えうるかなどを実験しました。
風速は実機換算でなんと36m/sです。
今のところ順調ですが、最後に研究室の方から結論を頂くまで油断は出来ません。
最後に実験映像を掲載しますが、開発中のプロジェクトなのでモザイクありです。