こんにちは。新規開発グループです。
新規開発グループでは、小規模ですが社内SE的な業務も行っています。
と大げさに書きましたが、インフラメインでNASやUTMの運用、Microsoft365の管理、業務用のマクロをPower Platform、SharepointやVBAで実験程度に作っている程度です。
今回は昨今話題のChatGPTを遅ればせながら触ってみましたので、そのレビューと今後業務に使えるのか?私個人の視点から記事にさせて頂きます。
ChatGPTとは?
そもそもChatGPTとは、大雑把に言うとOpenAIが開発したチャットボットです。
著名人で言えばイーロン・マスクが設立に関わっています。
最近では、Microsoftが巨額の投資をしたことで話題になりました。
ChatGPTで何が出来る?
従来のチャットボットはあらかじめ用意された回答を返すような仕組みでした。
ChatGPTは自然な会話をインプットしたテキストから学習するだけでなく、質問に対する回答もインプットされた情報などから適切に分析して回答してくれます。
ここまでならSiriやAlexaでも似たような事が出来そう!と思いますが、質問の内容によってはインプットした情報を総合して答えを作り出す点などが、大きく違うところだと思います。
ChatGPTを使ってみた
神社とお寺の違いについて聞いてみました。
この程度の質問であれば、インターネットの検索結果からも簡単に調べることができます。
次に、ちょっと考えさせるような質問をしてみます。
このように、回答の方法を追加するだけで検索エンジンで調べるにはちょっと手間のかかる内容でも回答してもらう事が出来ます。
次は、Appleと似た理念の企業について質問してみます。
また、ChatGPTは会話の口調も指示する事が出来ます。
注意しなければならない事
ChatGPTを使う上で注意しなければならないことがあります。
それは、誤った答えを返す可能性があることです。
インプットした情報を総合的に分析して、それらしい回答を返すチャットボットなので、そもそもインプットした情報が誤っていれば、回答も間違ったものになります。
人間も同じですよね。この誤りを人間より減らせるかが今後の課題でしょう。
ChatGPTを業務に使うのであれば、答えを知っていることがいいと思います。
説明の方法を整理してもらったり、数式など答えのを検証できるものがいいかと思います。
ChatGPTの使い方
ChatGPTの使い方は、HPへアクセスしてTry ChatGTPをクリックして、GoogleかMicrosoftのアカウントでサインアップするだけで無料で使えます。
Introducing ChatGPT (openai.com)
他には、検索エンジンBingにも搭載されました。
右上のチャットアイコンから開くことが出来ます。
Google Chromeにもプラグインが追加されました。
ChatGPT for Google – Chrome ウェブストア
ChatGPTのこれから
ChatGPTはデータの分析や、資料の構築を対話形式で進めることが出来ます。
これを利用しようと考えているのがMicrosoftです。冒頭でも書きましたように、膨大な資金を投資していますから。
すでにMicrosoftはMicrosoft365にcopilot(副操縦士)という名称でChatGPTを実装する予定です。
Microsoft 365 Copilot を発表 – 仕事の副操縦士 – News Center Japan
例えば、Excelにあるデータベースを自動で分析してもらったり、大量のドキュメントを整理して1つのwordファイルにまとめてもらったり、wordファイルからプレゼン資料を自動で作ったりと可能性が広がります。
既に一部のSEはコードの記述をChatGPTを使う事で作業時間短縮をしたり、エラーの検証をしたりしているようです。
例えばVBAのコードで分からない部分があっても、その部分について質問すれば答えてくれます。
やけに長いコードですが、指示通りに実行したらうまく動作しました。
更に追加で注文をつけてみます。
C10に収まるようになりました。
さいごに
ChatGPTが流行っている理由はなんとなくわかりました。
今回試したようなことが様々な分野で起きている訳です。プログラムだけでなく、本を書かせたり記事を書かせたり、レシピを開発したり色々出来るわけですね。
個人的には、家にある材料を突っ込んでレシピを考えさせるのが面白かったです。
皆様も、ぜひこのAI黎明期に乗り遅れることが無いように、ChatGPTで遊んでみましょう。