こんにちは。新規開発グループです。
航空法改正に伴って、ドローンの機体登録だけでなくリモートIDの搭載が義務付けられました。
弊社での業務は、レベル3以下が基本となりますので、リモートIDの取り付けさえすれば問題ないようです。
リモートIDとは、簡単に言うとビーコンの事ですね。リモートIDには内臓と外付けの2種類があり、最新のドローンには内臓されています。
例えば、ドローンを墜落・事故させてしまったときに警察がドローンのビーコンを読み取ることで、だれがどういった目的で飛ばしているかが速やかにわかるという事だと思います。
弊社では、2017年よりドローンを空撮だけではなく点検や測量業務でも広く利用しています。当時より、法令順守の観点から包括申請を行っており、今回も機体登録及びリモートID取得を完了しました。
弊社には複数台ドローンがあり、高額な機材はレンタルする事もありますので、取外し可能かつIDの書き換えが出来るタイプのリモートIDを選定しました。
下図のように、運用しています。
ドローンを複数台同時に運用”しない”場合は、リモートIDを1台だけ購入して使いまわすのが便利だと思います。
購入したリモートIDはTEAD TD-RIDです。
これ2万9千円するんですよね…DJI TELLOが買える金額…
BLEビーコンの開発に携わってきた私からしたら気絶しそうな金額です。
充電用のUSBケーブルと1枚だけマジックテープが付いていました。
確かに、マジックテープなら簡単に使うドローンに付け直すことができますが、飛んでいかないかちょっと心配…。
リモートIDの書き込みは専用アプリを使うのですごく簡単でした。
特に引っかかるところもなく完了です。
ちなみに、DIPSに登録した各機体のリモートID項目は全て同じ製造番号にしています。
ドローンを使うたびにIDの書き換えが必要なのは若干面倒ですが、これで法律面をクリアできると思えば楽なのかもしれません。
この改正により、国交省のドローン管理が円滑になりレベル4を目指す事業者の手続きが簡略化されましたが、趣味でドローンを楽しむといった、個人の方などは一層ハードルが上がったのかなと思いました。
これから産業や法律がどのように変化するのか楽しみです。